あさりが開いてる場合は食べられる?見極め方4つと開く方法を解説

あさりが開いているとき、それが安全かどうか気になりませんか?

 

てんかな
実際は状況によるのですが、判断に迷いますよね。

 

結論から言うと、安全なあさりは、弱って口が開いているもの、冷蔵で休眠状態のもの、新鮮でまだ腐敗していない死んだばかりのものとなります。

 

また、あさりを開かせる方法としては、砂抜きを行ってから高温調理することですが、それでも開かない場合は、あさりが既に死んでいるか、冷凍されたものが自然解凍された結果かもしれません。

 

本記事では、あさりが開いている状態の安全性や開かせる方法と時間などについて詳しく解説していきます。

 

あさりが開いている状態は安全なのか?

あさりが開いている場合、それが全て安全であるわけではありません。

 

冒頭でお伝えした通り、安全なあさりは、弱って開いているもの、冷蔵で休眠状態のもの、新鮮で腐敗していない死んだばかりのものなどがあります。

 

あさりの安全性を判断するには、臭いが最も明確な方法です。

 

腐敗したあさりは、はっきりとした腐敗臭がするため、開いているあさりを見つけたら臭いを確認しましょう。

 

臭くなければ食べられますが、他の判断方法も併用することをおすすめします。

 

てんかな
以下の確認方法4つをご紹介していきます。

 

①貝柱がだらんと伸びている場合

時間が経過しているため、食べるのは避けましょう。

 

②砂抜きの水が白く濁る場合

腐ったあさりが混ざっている可能性があります。一つ一つ確認してください。

 

③殻をこすり合わせるとカラカラと乾いた音がする場合

中身が空か腐っている可能性が高いです。

 

詰まっているものは、重い音を出します。

 

④加熱しても閉じたままの場合

死んで腐っている可能性があります。

 

また、砂抜きが不十分で砂が残っていることもあります。

 

食べるのは避けましょう。

 

半開のあさりは安全なのか?

半開のあさりは通常安全です。

 

これはスーパーマーケットで購入するあさりが多くが冷眠状態にされているためです。

 

スーパーではあさりの鮮度を保つために1~5℃で保管し、冷眠状態にします。

 

冷眠状態のあさりは開きかけでも、触っても反応がないことがありますが、これは死んでいるわけではありません。

 

通常の塩水に30分から1時間浸けると元通りになります。

 

したがって、スーパーで少し開いているあさりを見つけても問題はありません。

 

てんかな

とはいえ、完全に閉じているあさりの方が新鮮です!

 

パックを揺らして、すぐに閉じるか泡を出すあさりを選びましょう。

 

ただし、冷眠状態のあさりは賞味期限が短いため、購入後は早めに使うことをおすすめします。

 

あさりの開き方をご紹介

あさりを開かせるためには砂抜きと高温調理が必要です。

砂抜きには塩分濃度3%の水を使い、暗く涼しい場所で3時間以上置きましょう。

あさりを平らなバットに重ならないように並べ、塩水をあさりが少し見える程度まで注ぎます。

 

てんかな

蓋をすると砂が飛び散らないのでおすすめですよ。

 

スーパーで買ったあさりは3時間程度で砂抜きが完了しますが、潮干狩りで取ったあさりは一晩置くとより効果的です。

 

茹でる際は沸騰後、炒める際はフライパンが熱くなってからあさりを入れるとよいでしょう。

 

あさりは加熱で身が縮み、殻から外れて開きます。

低温での加熱は身の縮みが弱く、開かないことがありますので注意が必要です。

 

あさりの開く時間は加熱後2~3分

あさりが開くのは通常加熱後2~3分ですが、大きいサイズの場合は4~5分かかることもあります。

 

あさりが開いたら、中の身が火を通ったサインですので、食べても大丈夫です。

 

ただし、加熱しすぎると身が固くなるため、美味しさが損なわれてしまうので注意しましょう。

 

てんかな
あさりは身がプリプリの状態が最も美味しいですよね。

 

加熱や砂抜きをしても開かないあさりは?

加熱や砂抜きをしても開かないあさりは、死んでいるか、冷凍されたものを自然解凍したものです。

 

死んだ貝はタンパク質が機能しないため、加熱しても身が縮まらず開かないことがあります。

 

また、腐敗している可能性もあるので、これらのあさりは食べるのを避けましょう。

 

冷凍されたあさりを使うには?

冷凍されたあさりは死んでいてもタンパク質が機能しているため、加熱すると適切に身が縮みます。

 

しかし、自然解凍した冷凍あさりはゆっくり温度が上がるため、適切に開かないことがあります。

 

冷凍あさりを使う場合は、凍ったまま加熱することを推奨します。

 

てんかな

自然解凍したあさりは、出汁などに使うのがよいでしょう。

 

使用前には必ず臭いを確認し、腐敗していないことを確かめてくださいね。

 

まとめ

あさりは食中毒のリスクがあり、食べるかどうかを慎重に判断する必要があります。

 

この記事で紹介した確認方法を参考にして、あさりの安全性を確認しましょう。

 

適切な加熱と砂抜きを行えば、美味しいあさり料理を楽しむことができます。

 

あさりの独特なうまみは魅力的で、正しい処理と調理でその美味しさを最大限に引き出せます。

 

安全なあさりの選び方と調理方法を理解し、美味しいあさり料理をお楽しみくださいね。