精米に便利なコイン精米機を使ったことはありますか?
近くのスーパーマーケットなどに設置されているので、多くの人が街中で見かけるものの、料金や操作方法が分からず手を出せないでいるかもしれません。
初めて使う際は少し不安かもしれませんが、実はコイン精米機はとても簡単に操作できます。
この記事では、コイン精米機の料金体系と使い方を詳しくご紹介していきますね。
ヰセキブランドのコイン精米機の料金と特長
ヰセキブランドのコイン精米機では、10キログラム毎に100円というお手頃な料金設定がされています。
このリーズナブルな価格で10キログラムのお米を精米できるのは、大きな魅力の一つです。
ヰセキの精米機には、特に注目すべき以下の3つの特徴があります。
①初心者でも簡単に使用できる
直感的に操作できるカラーモニターと音声ガイダンスにより、初めての方でもスムーズに精米が行えます。
さらに、アニメーション機能も搭載されており、操作中の楽しさも提供しますよ。
②精米の種類を自由に選べる
無洗米からぶつき精米まで、様々な種類の精米が可能です。
無洗米は白く仕上がり、ぶつき精米は栄養価が高くやや黒っぽい色合いですよ。
全7段階の精米設定があり、もち米の精米にも対応しています。
③運営者にとってもメリットのある設計
省エネ設計で電気代の節約が可能であり、環境に優しい作りになっています。
さらに、清掃がしやすい床材を使用し、コーナーやペダル部分のお手入れも容易です。
また、ヰセキの精米機には、ぬかを持ち帰れるタイプとそうでないタイプがあります。
手頃な価格での利用が可能で、様々な工夫が施されているヰセキのコイン精米機を是非一度体験してみてくださいね。
クボタブランドのコイン精米機の料金と特長
クボタのコイン式精米機は、標準タイプ、もみすりタイプ、高速タイプの3種類があります。
精米の料金は概ね10キログラムあたり100円で設定されており、不規則な重量の場合は最も近い10キロ単位で切り上げられますよ。
24キロや27キロの米を精米する場合、料金は300円となりますね。
この精米機は、利用料金の安さだけでなく、以下のように便利な機能も特徴です。
- 無線リモコンによる手動操作が可能で、往復の手間を省ける。
- 白米とヌカの飛び散りが少なく、機械室の清掃が容易。
- 精米の白度選択も可能で、クリーン精米からぶつき米まで選べる。
クリーン精米の場合、3合の米を洗うのに約0.5本の2リットルペットボトル分の水が必要ですが、標準精米では約3本分が必要です。
白度を高くすると米を洗う回数が減るので助かりますね。
クボタのコイン式精米機の操作方法
操作は簡単で、最初に右端の玄米投入口に玄米を入れ(最大30キログラムまで)、玄米量に応じた料金を投入します。
すると自動で精米が開始され、料金に不足分があればアナウンスがあるので追加してください。
ただし、過剰投入した場合の返金はありません。
精米の種類を画面から選択し、操作を終えると、受け皿から精米された米が出てきますよ。
受け皿が満杯になったら、足元のペダルを踏むと設置した袋に米が移ります。
30キログラムの精米には約10~15分かかります。
コイン式精米機の料金と玄米の量の関係
コイン精米機の料金体系は、精米する玄米の量に応じて変わります。
これまでに取り上げたヰセキやクボタの機器も、玄米の量が増えると料金が増加する設定になっているのです。
とはいえ、10キログラム毎に100円という手頃な価格は、消費者にとってありがたい点ですよね。
「ぶつき米」とは?
玄米について理解を深める前に、ヰセキやクボタの精米機でできる「ぶつき米」について触れておきましょう。
ぶつき米は精米過程でぬかや胚芽を一部残して精米された米のことです。
3分づき、5分づき、7分づきなどがあり、これらはぬか層の除去率で区分されます。
- 3分づきはぬか層を約30%除去し、胚芽を残すため、玄米に近い食感
- 5分づきはぬか層を約50%除去し、栄養価が玄米と白米の中間
- 7分づきはぬか層を約70%除去し、白米に近い食感
また、玄米は外糠層、内糠層、澱粉層の3つの層から成り立っていますが、ぬか層にはビタミンやミネラル、食物繊維など栄養素が豊富で、これらは白米では失われがちです。
日本ではビタミンB1、B6、マグネシウム、食物繊維の摂取不足が指摘されていますが、これらは玄米に多く含まれています。
玄米を食べることで、これらの栄養素を摂取できますよ。
さらに、玄米を食べることは咀嚼を促し、肥満防止など様々な健康メリットがあります。
- 肥満防止
- 味覚の向上
- 脳の発達
- 歯科疾患の予防
- がん予防
- 体力向上
ぶつき米を洗う時は、米を傷つけないように注意深く洗う必要があります。
これによって、米の味や炊き上がりがよくなりますよ。
まとめ
ここまで、ヰセキとクボタのコイン精米機の料金体系や利用方法について詳しく説明してきました。
10キログラムの米を100円で精米できることは、消費者にとって大きな魅力でしたね。
また、玄米の栄養特性についても説明してきましたが、玄米をそのまま食べるのが難しい場合は、ぶつき米を試してみるのがおすすめです。
手頃な価格で使いやすいコイン式精米機は、必要な時にぜひ利用してみるとよいでしょう。