コイン精米機の料金が知りたい!近くによくある精米機の使い方も解説

精米に便利なコイン精米機を使ったことはありますか?

 

てんかな
子どもの頃、親と一緒に使ったことがある私も、最初は操作方法に戸惑いました。

 

近くのスーパーマーケットなどに設置されているので、多くの人が街中で見かけるものの、料金や操作方法が分からず手を出せないでいるかもしれません

 

初めて使う際は少し不安かもしれませんが、実はコイン精米機はとても簡単に操作できます。

 

この記事では、コイン精米機の料金体系と使い方を詳しくご紹介していきますね。

精米の基本知識

精米とは、玄米からぬか層(外皮)を削り取ることで白米に仕上げる工程のことを指します。

 

このぬか層には食物繊維やビタミンB群などの栄養素が多く含まれているため、削る量を調整することで、健康志向の方にも対応した精米が可能です。

 

一般的な精米度には「三分づき(約30%精米)」「五分づき(約50%精米)」「七分づき(約70%精米)」「白米(ほぼ完全に精米)」があり、それぞれ味や栄養価、食感に違いがあります。

 

分づき米は、ぬかを適度に残すことで風味が良く、玄米よりも食べやすいというメリットがあります。

お米の種類と精米方法

コイン精米機で精米できるお米の種類には、日本で広く食べられているうるち米(一般的なご飯用)ともち米(おこわや餅用)が主にあります。

 

これらは機械に投入するだけで自動的に識別・対応してくれる機種も多く、初心者にも安心です。

 

また、機械の設定によっては、標準の白米モードのほか、分づき米モードや無洗米モードが選べる場合もあります。これにより、家庭での炊飯スタイルや健康志向に合わせた仕上がりを自由に選ぶことができます。

少量の精米は可能?何キロから?

コイン精米機では、多くの機種で1kgという少量からの精米が可能になっています。

 

例えば、家庭菜園などで収穫した少量の玄米や、お試し購入した品種を精米したいときにも重宝しますよ。

 

ただし、古い機種や一部の大型タイプでは、最低投入量が3kgや5kgに設定されていることもあるため、利用前には精米機に表示されている説明書きや利用案内をしっかりと確認することが大切です。

 

また、必要以上の量を一度に精米してしまうと、お米の酸化が進みやすくなるため、必要な分だけこまめに精米するのが理想ですよ。

コイン精米機の料金体系

コイン精米機の利用料金は、地域や設置されている施設、また機械のメーカーによって若干の差がありますが、一般的には10kgあたり100円〜200円が相場とされています。

 

一部の最新型機種では、精米するお米の量を自動で検知し、それに応じた料金を自動計算して表示する機能が備わっているのです。

 

また、精米度(白米、七分づき、五分づきなど)を選んでも料金は変わらないことが多いですが、場所によっては精米度によって若干の価格差があるケースも見られます。

 

てんかな
精米機のそばには料金表が掲示されていることが多いため、初めての方でも安心して利用できますよ。

精米ごとの料金プラン

一般的な白米への精米は、基本料金内に含まれており、特別な追加料金は発生しません。

 

しかし、最近の高性能なコイン精米機では、無洗米加工や胚芽米仕上げ、ぬかの再利用機能など、いくつかのオプションが用意されている場合があります。

 

これらのオプションを利用する際は、1回につき50円〜100円程度の追加料金がかかることがありますよ。

 

操作画面で選択する際に料金が表示されるため、利用者は事前に内容を確認したうえで選択できる仕組みになっています。

 

特に無洗米オプションは人気があり、家庭での炊飯の手間を省くことができる点で、多くの利用者に選ばれているのです。

無洗米との料金比較

無洗米加工をコイン精米機で行うと、スーパーなどで販売されている既製品の無洗米に比べて割安になる場合が多いです。

 

例えば、同じ銘柄の無洗米を店舗で購入した場合、通常の白米よりも1kgあたり50円〜100円ほど高くなるのが一般的ですが、コイン精米機で加工すれば、10kgあたりの追加料金は100円前後で済むため、コストパフォーマンスに優れています。

 

また、自分で好みの銘柄や栽培方法にこだわった玄米を購入して、それを無洗米に仕上げられるというメリットもありますよ。

 

さらに、無洗米は研ぐ手間が省けるだけでなく、水の使用量を減らせるため、環境にもやさしい選択肢として注目されています。

コイン精米機の操作手順を解説

コイン精米機を利用する際には、基本的に「玄米」「100円硬貨」「お米を入れる袋(精米後用)」の3つが必要です。

 

玄米は自宅で購入・保存しているもので、種類や量は自由ですが、機械によっては最低投入量があるため、事前に確認しておくと安心でしょう。

 

料金の支払いはほとんどの機種で100円硬貨に対応しており、両替機がない施設も多いため、小銭をあらかじめ用意しておくとスムーズです。

 

場合によっては、事前に料金表を確認し、必要な金額を計算しておくと良いでしょう。

 

また、精米機によってはICカードやQRコード決済に対応しているタイプもあるため、最新機種の場合はその点もチェックしておくと便利ですよ。

重要!袋の選び方

精米後のお米は直接排出口から出てくるため、受け取り用の袋はしっかりと準備しておくことが重要です。

 

破れにくく、繰り返し使用可能な布製の米袋や専用のポリ袋が理想的でしょう。

 

スーパーのビニール袋では強度が足りず、底が抜けてしまうこともあるため、できるだけ厚手で持ち手付きのものを選ぶと安全です。

 

また、袋のサイズもお米の量に合わせて選ぶ必要があります。

 

例えば、10kgの玄米を精米する場合、10kg分の白米がしっかり入る容量の袋を用意しておきましょう。

 

てんかな

施設によっては袋の販売機が併設されている場合もありますよ。

残米の取り扱い

コイン精米機を使用する際、前の利用者が取り忘れた「残米」が機械の中に残っていることがあります。

 

この残米は、機械の「残米取り出し」ボタンを押すことで受け取ることができますよ。

 

精米前に確認しないと、自分のお米と混ざってしまう可能性があるため、必ず最初に確認するようにしましょう。

 

特にアレルギーや品種の違いが気になる方にとっては、重要なポイントです。

 

また、残米を発見した場合は、次に使う人のためにも放置せず、取り出して持ち帰るか、施設側に連絡するようにすると親切です。

精米の時間について

精米には、一般的に5分前後の時間がかかりますが、これは精米量や精米度、機種の性能によって前後します。

 

例えば、10kgの玄米を白米にする場合、約4〜6分が目安です。

 

また、無洗米加工や分づきモードを選んだ場合は、若干時間が延びることがあるでしょう。

 

最近の機種では、精米中に進行状況を表示する画面が付いているものも多く、待ち時間を把握しやすくなっています。

 

さらに、待ち時間中に精米に関する情報や操作説明が流れるモニター付き機種もあり、利用者を飽きさせない工夫がされていますよ。

 

短時間で精米できるのも、コイン精米機が多くの人に選ばれる理由の一つです。

 

ヰセキブランドのコイン精米機の料金と特長

ヰセキブランドのコイン精米機では、10キログラム毎に100円というお手頃な料金設定がされています。

 

このリーズナブルな価格で10キログラムのお米を精米できるのは、大きな魅力の一つです。

 

ヰセキの精米機には、特に注目すべき以下の3つの特徴があります。

 

①初心者でも簡単に使用できる

直感的に操作できるカラーモニターと音声ガイダンスにより、初めての方でもスムーズに精米が行えます。

 

さらに、アニメーション機能も搭載されており、操作中の楽しさも提供しますよ。

 

精米の種類を自由に選べる

無洗米からぶつき精米まで、様々な種類の精米が可能です。

 

無洗米は白く仕上がり、ぶつき精米は栄養価が高くやや黒っぽい色合いですよ。

 

全7段階の精米設定があり、もち米の精米にも対応しています。

 

③運営者にとってもメリットのある設計

省エネ設計で電気代の節約が可能であり、環境に優しい作りになっています。

 

さらに、清掃がしやすい床材を使用し、コーナーやペダル部分のお手入れも容易です。

 

 

また、ヰセキの精米機には、ぬかを持ち帰れるタイプとそうでないタイプがあります。

 

手頃な価格での利用が可能で、様々な工夫が施されているヰセキのコイン精米機を是非一度体験してみてくださいね。

クボタブランドのコイン精米機の料金と特長

クボタのコイン精米機は、利用者にとって非常にわかりやすい設計となっており、初めての方でも安心して使えるのが魅力です。

 

画面表示には大きな文字とアイコンが使われており、操作の流れが一目でわかるよう工夫されています。

 

また、音声ガイダンスも明瞭で、スタートから終了まで丁寧に案内してくれるため、説明書を見なくても直感的に操作が可能です。

 

最新モデルでは、タッチパネル式ディスプレイや複数言語対応機能も備わっており、外国人ユーザーにも配慮されていますよ。

 

投入する玄米の量や精米度の選択も画面に表示されるので、操作ミスを防ぎやすく、使用後の満足度も高いのが特長です。

クボタ精米機の料金

クボタのコイン式精米機は、標準タイプ、もみすりタイプ、高速タイプの3種類があります。

 

精米の料金は概ね10キログラムあたり100円で設定されており、不規則な重量の場合は最も近い10キロ単位で切り上げられますよ。

 

てんかな

24キロや27キロの米を精米する場合、料金は300円となりますね。

 

機種によっては1kg単位での精米が可能で、料金は使用した分だけ計算される従量課金型になっています。

 

さらに、分づき設定(五分づき、七分づき)や無洗米加工などのオプションを選択しても、追加料金はごくわずかに抑えられており、コストパフォーマンスの高さが光ります。

 

また、料金表示はすべて事前に確認できるようになっており、精算後のトラブルも起こりにくい設計です。

 

施設によっては、精米カードやICカードでの決済に対応しているケースもあり、利便性がさらに向上しています。

 

この精米機は、利用料金の安さだけでなく、以下のように便利な機能も特徴です。

 

  • 無線リモコンによる手動操作が可能で、往復の手間を省ける。
  • 白米とヌカの飛び散りが少なく、機械室の清掃が容易。
  • 精米の白度選択も可能で、クリーン精米からぶつき米まで選べる。

 

クリーン精米の場合、3合の米を洗うのに約0.5本の2リットルペットボトル分の水が必要ですが、標準精米では約3本分が必要です。

 

白度を高くすると米を洗う回数が減るので助かりますね。

 

クボタのコイン式精米機の操作方法

操作は簡単で、最初に右端の玄米投入口に玄米を入れ(最大30キログラムまで)、玄米量に応じた料金を投入します。

 

すると自動で精米が開始され、料金に不足分があればアナウンスがあるので追加してください。

 

ただし、過剰投入した場合の返金はありません。

 

精米の種類を画面から選択し、操作を終えると、受け皿から精米された米が出てきますよ。

 

受け皿が満杯になったら、足元のペダルを踏むと設置した袋に米が移ります。

 

てんかな
袋を設置しないと米がこぼれるので注意が必要です。

 

30キログラムの精米には約10~15分かかります。

クボタ精米機のメリット

クボタの精米機にはさまざまなメリットがあります。

 

まず第一に挙げられるのが、精米精度の高さです。

 

クボタ独自の精米技術により、お米の粒をつぶすことなく均一にぬかを取り除くことができるため、炊き上がりのふっくら感や甘みが際立ちます。

 

また、機械の耐久性や安定性にも優れており、長時間使用しても故障しにくい点も評価されているのです。

 

加えて、省エネ設計により電力消費が少なく、環境への負荷も抑えられていますよ。

 

静音性にも優れており、住宅地や夜間の使用でも騒音を気にせず使える点は、利用者にとって大きな安心材料です。

 

さらに、ぬかの自動回収機能が搭載されたモデルでは、ぬかの飛散を防ぎ、清掃の手間も軽減されます。

コイン式精米機の料金と玄米の量の関係

コイン精米機の料金体系は、精米する玄米の量に応じて変わります。

 

これまでに取り上げたヰセキやクボタの機器も、玄米の量が増えると料金が増加する設定になっているのです。

 

とはいえ、10キログラム毎に100円という手頃な価格は、消費者にとってありがたい点ですよね。

 

「ぶつき米」とは?

玄米について理解を深める前に、ヰセキやクボタの精米機でできる「ぶつき米」について触れておきましょう。

 

ぶつき米は精米過程でぬかや胚芽を一部残して精米された米のことです。

 

3分づき、5分づき、7分づきなどがあり、これらはぬか層の除去率で区分されます。

 

  • 3分づきはぬか層を約30%除去し、胚芽を残すため、玄米に近い食感
  • 5分づきはぬか層を約50%除去し、栄養価が玄米と白米の中間
  • 7分づきはぬか層を約70%除去し、白米に近い食感

 

また、玄米は外糠層、内糠層、澱粉層の3つの層から成り立っていますが、ぬか層にはビタミンやミネラル、食物繊維など栄養素が豊富で、これらは白米では失われがちです。

 

日本ではビタミンB1、B6、マグネシウム、食物繊維の摂取不足が指摘されていますが、これらは玄米に多く含まれています。

 

てんかな

玄米を食べることで、これらの栄養素を摂取できますよ。

 

さらに、玄米を食べることは咀嚼を促し、肥満防止など様々な健康メリットがあります。

 

  • 肥満防止
  • 味覚の向上
  • 脳の発達
  • 歯科疾患の予防
  • がん予防
  • 体力向上

 

ぶつき米を洗う時は、米を傷つけないように注意深く洗う必要があります。

 

これによって、米の味や炊き上がりがよくなりますよ。

近くのコイン精米機を探す

「コイン精米機 近く」などのキーワードで検索すると、GoogleマップやYahoo地図などの地図アプリに最寄りのコイン精米機が一覧で表示され、ルート案内や混雑状況の目安も確認できます。

 

てんかな
検索結果には口コミや星評価が付いていることもあり、設備の清潔さや使いやすさについても事前にチェックできますよ。

 

また、農協(JA)の支所や営農センター、さらにはホームセンター、ドラッグストア、道の駅などの施設の公式ホームページでも、設置場所や営業時間が記載されていることがあります。

 

最近では、地域情報をまとめたポータルサイトや、コイン精米機に特化した検索サービスもあり、郵便番号や市区町村名を入力するだけで簡単に探せるようになっていますよ。

 

スマートフォンを活用すれば、出先でもすぐに現在地周辺のコイン精米機を見つけることができるため、大変便利です。

24時間営業のコイン精米機

一部のコイン精米機は24時間営業しており、早朝や深夜といった時間帯でも利用できるため、仕事や家事で忙しい方にも非常に重宝されています。

 

夜間に利用する場合は、できるだけ街灯のある明るい場所や、防犯カメラが設置されている場所を選ぶと安心です。

 

また、24時間営業のコイン精米機は、ガソリンスタンドや大型スーパー、道の駅の敷地内に設置されていることが多く、他の用事とあわせて利用できるというメリットもあるでしょう。

 

夜間や早朝に精米したいときは、騒音に配慮して静音タイプの機種が設置されている場所を選ぶと近隣にも迷惑がかかりません。

 

天候が悪い日でも屋根付きの設置スペースがある場所なら、快適に精米作業が行えますよ。

TELで確認する方法

インターネットの情報だけでは不安が残る場合や、最新の稼働状況が分からない場合は、直接その施設に電話をかけて確認するのが確実です。

 

施設の担当者に営業時間、設置場所、精米機の対応可能な容量やオプション機能(無洗米対応など)について問い合わせることができます。

 

特に初めて利用する施設の場合、営業時間や混雑時間帯、両替機の有無など細かい点まで質問することで、不安やトラブルを回避できますよ。

 

また、電話確認により臨時休業やメンテナンス中といったイレギュラーな情報も得られるため、無駄足を防ぐことができるでしょう。

まとめ

ここまで、ヰセキとクボタのコイン精米機の料金体系や利用方法について詳しく説明してきました。

 

10キログラムの米を100円で精米できることは、消費者にとって大きな魅力でしたね。

 

また、玄米の栄養特性についても説明してきましたが、玄米をそのまま食べるのが難しい場合は、ぶつき米を試してみるのがおすすめです。

 

手頃な価格で使いやすいコイン式精米機は、必要な時にぜひ利用してみるとよいでしょう。