片付けや整理中に、処分方法が分かりにくい、または手間がかかるアイテムは非常に厄介ですよね。
私は過去の引っ越しで処分に苦労した経験を踏まえ、そういった物の購入はできるだけ控えるようにしています。
購入自体は手軽かもしれませんが、処分するときには予想以上に手間がかかるものです。
そこで今回は、購入するのは簡単だけど、処分する時に困難なアイテムをご紹介していきます。
購入すると処分に困るアイテム10選
①香水
香水の廃棄は意外と困難です。
何年も前に購入し、開封してしまった香水が数本残っていたので、寒い冬の間に毎日少しずつ外でスプレーして使い切る方法を採りました。
また、場合によっては室内の芳香剤としても使用しましたが、全てを使い切るのには一季節を要しました。
特に男性向けの香水は室内で使うと香りが強すぎるため、外で使うことがほとんどでしたね。
未開封や比較的新しいものであれば人に譲ることが可能ですが、古いものは難しいです。
使い切れないかもしれないと感じた時は、早めにオンラインのフリーマーケットや知人に譲ることが賢明です。
また、香りの好みが変わる可能性もあるため、大容量の商品の購入は避けた方が良いでしょう。
②ガス式スプレー製品
ガス式スプレー製品の廃棄は多くの困難を伴うでしょう。
これらの製品にはヘアスプレー、化粧水スプレー、虫よけスプレー、潤滑剤スプレー、防水スプレーなどがあります。
特に、潤滑剤スプレーや防水スプレーは時々必要になりますが、使用後の廃棄が問題となることがあるのです。
例えば、我が家では潤滑剤スプレーを購入から3年が経過してもほとんど使われず、自転車のメンテナンス以外で時々サッシのカギ部分に使用する程度です。
このようなアイテムは購入を控えるか、必要な場合は小量や単品での購入をお勧めします。
100円ショップで見かける小型サイズが特に便利です。
③ヘアフォーム
約10年前、過去にヘアフォームとヘアスプレーを使い切れずに処分に苦労した経験から、夫にこれらの製品の購入を禁止しました。
ヘアフォームはヘアスプレーと同様に廃棄が困難で、使い切るには毎日少しずつ使う必要があります。
しかし、ある日、夫が理髪店でポイントを使い無料でヘアスプレーを手に入れ、「使ってみたい」と言って持ち帰りましたが、結局使い切れずに私が処分することになりました。
安心していたところ、息子が知らずにヘアフォームを購入して家に持ち込んだため、予期せぬ形で再び問題が生じたのです。
これらの製品はできるだけ購入を避け、もし必要な場合は小量サイズを選ぶようにしましょう。
④カセットコンロ用ガスカートリッジ
カセットコンロは多くの家庭で使われていますが、引越しの際に私が特に苦労したのは使い残しのガスカートリッジの処分でした。
引越し決定後、毎日カセットコンロでお湯を沸かしてガスを使い切る努力をしましたが、カートリッジは想像以上に長持ちしましたね。
この経験から、カセットコンロ用ガスカートリッジは常に最低限の数量、つまり1本だけ持つようにしています。
多くの人は非常時用に保持しているかもしれませんが、私は処分の難しさを考慮して現在は在庫を持たないようにしています。
通常、ガスカートリッジは3本パックで売られていますが、1本だけ必要な場合はコンビニでの購入が適しています。
価格は少々高めですが、必要最低限を保つ場合には有効な手段です。
カセットコンロ用のガスカートリッジの購入はできるだけ避け、災害用として本当に必要な場合は、コンビニで1本だけ購入することをお勧めします。
⑤灯油
冷え込む地域にお住まいの方にとって、灯油を使った暖房は必須です。
「初めから使用しない」という選択肢はないため、灯油の処分が問題となることがあります。
以前地方に住んでいた際、私は石油ファンヒーターを使っており、使いかけの灯油の処分に困りました。
その後、いくつかのガソリンスタンドに連絡を取り、有料ですが引き取ってもらうことができました。
しかし、すべてのガソリンスタンドがこのサービスを提供しているわけではなく、店舗によって対応が異なることが分かったのです。
現在は灯油を使用せず、エアコンの暖房機能のみで対応しています。
冷え込む地域にお住まいの場合は、引越し前に灯油の処分方法を事前に調べておくことをお勧めします。
⑥余った使いかけのライター
夫が以前喫煙者だった時期、結婚初期には喫煙していたため、使いかけのライターが多数残っていました。
理想的には一つを使い切ってから新しいものを購入すべきでしたが、気づけば20〜30個ものライターが溜まっていたのです。
これらのライターの処分に困っていた時、親戚や友人が引き取ってくれました。
使い捨てライターはガスを完全に使い切った後、安全にガスを抜く方法を調べてから、自治体の指示に従って適切に処分することが重要です。
その後、私たちの家ではタバコを吸う人がいなくなり、使いかけのライターによる処分の問題もなくなりました。
⑦建築材料
昔、戸建て住宅で生活していた頃、カーデニングやDIYを楽しんでおり、趣味でセメントを使って門柱を作るなどしていました。
しかし、引越しの際にブロック、レンガ、石、セメント、土などの処分が大きな問題となったのです。
これらの材料は自治体では回収してもらえません。
過去に庭の工事を依頼した業者や実家に連絡を取り、何とか引き取ってもらうことができました。
自宅でのDIYや庭いじりをする際は、処分が困難な材料を使用するリスクを考慮し、控えめに使用することが望ましいです。
ホームセンターでの衝動買いには特に注意が必要で、価格が安いからと言って簡単に購入せず、将来的な処分のことも考慮する必要があります。
特に建築材料は、できるだけ購入を避けるように心がけましょう。
⑧非ブランド中国製充電式家電
充電式家電製品は一般のゴミとして処分することができません。
リサイクルマークが付いていれば、大型家電店での引き取りが可能ですが、非ブランドの中国製家電製品にはリサイクルマークが付いていないことが多く、Amazonなどで販売されている例があります。
そのため、これらの製品は専門の回収業者に有料で依頼しなければならないことがありますが、業者によって引き取りが可能かどうか異なり、実際に依頼してみないと確認が難しいです。
結果として、非ブランド中国製の充電式家電は購入を避けるのが最も無難です。
⑨充電式家電製品
国産の充電式家電製品には通常リサイクルマークが付いており、中国製品のように引き取り先が見つからないという問題は一般的ではありません。
しかし、充電式家電は一般の燃えないゴミとして処分できず、大型家電店などで個別に引き取りを依頼する必要があります。
この引き取りが無料か有料かは場合により異なります。
リサイクルマークがあっても処分には手間がかかるため、同機能の非充電式製品を選ぶことがありますよ。
また、充電式でなくても、アダプターを使用するタイプの家電も、小型家電のゴミとしては出せないことが多いです。
過去には、このような小型のサーキュレーターを誤って購入してしまった経験もあります。
充電式家電については、たとえ国産であっても購入を控えるよう心がけましょう。
⑩耐火性の金庫
耐火性の金庫は家庭での貴重品保管に役立ちますが、購入前にはその処分方法も検討することが重要です。
小型であっても、耐火性の金庫は重量があり、特性上、通常の自治体のゴミ収集では引き取ってもらえません。
そのため、専門の業者を利用した有料の引き取りが必要になることがあります。
家庭での貴重品の管理に耐火性の金庫が一つの選択肢ではありますが、その処分の困難さから私は購入を控えていますよ。
いざとなれば、費用はかかりますが貸金庫などの代替え方法もあります。
万が一購入してしまった場合の処分問題を避けていきましょう。
まとめ
この記事では、購入するのは簡単だけど、処分する時に困難なアイテムに焦点を当てて解説しました。
何を購入する際も、その後の処分がスムーズに行えるかどうかを考慮することが非常に重要です。
購入前に処分方法を検討することにより、将来的な手間を省くことができるでしょう。
この情報が皆様のお役に立てることを願っています。