整理が得意でない方や物を手放すことに抵抗を感じる方にとって、文房具の整理から断捨離を始めるのはどうでしょうか。
この記事では、文房具を整理するメリットと、処分すべき文房具を具体的に4つのカテゴリーに分けてご紹介します。
文房具を整理するメリットと処分すべきアイテム4つ
文房具の整理をおすすめする理由は、まず何よりも処分が容易であることです。
多くの人が必要以上に文房具を持っており、小さく軽いため簡単にゴミ箱に捨てることができます。
また、誤って多くを捨ててしまっても、すぐに再購入が可能なので、失うことへの心配が少ないです。
常に目につく場所にあるため、わざわざ探す手間もかかりません。
これらの理由から、文房具は処分しやすく、断捨離を進めやすいアイテムと言えます。
次に、処分すべき文房具の具体的なカテゴリーを4つ挙げますよ。
①余計なアイテム
所有しているアイテムの量を減らし、実際に使い切れるだけの量を保持することが大切です。
日本では機能的でデザイン性の高い文房具が豊富にありますが、その豊富さが日本独特のものだと感じています。
しかも、日本では子供の頃から文房具や学習用具に触れる機会が多く、小学校で配布される文具箱には名前をつける必要があるアイテムがたくさん含まれていますよね。
そのため、大人になっても特に興味がないにも関わらず、文房具を多く購入する傾向があります。
さらに、日本人は何か新しいことを始める際に、必要な道具をそろえることから入る習慣がありますが、これは多くのアイテムに囲まれて育ったからかもしれません。
②使われない文房具
あまり使わない文房具は思い切って処分しましょう。
所有するアイテムが多ければ多いほど、使われないものも増えます。
たとえば、私も以前は多数のクリップを持っていましたが、実際にはほとんど使用していなかったため、不使用のクリップは時々学校へ寄付していました。
クリップは何度も使えるため、簡単には減らないのです。
また、動物の形をしたようなデザイン性の高いクリップもありますが、これらは通常のものより高価であるため、数多くは持っていません。
しかし、こうした「かわいい」と思える特別なクリップは使うのがもったいなく感じられ、長期間机の引き出しの中に保管されがちです。
皆さんの家にも、購入したはいいものの使っていない文房具はないでしょうか?一度きりのイベントで使った後、そのまま使われずに終わっているものもあるかもしれません。
これらをそのままにしておくのはもったいないです。
文房具は通常、実用的な目的で使われることを想定して製造されています。
使われずに時間が経過し、引っ越しやダウンサイジングの際に処分される可能性が高いです。
待たずに、今すぐ使える人に譲ることを考えてはどうでしょうか?そうすれば、使わないものに対する後悔も減ります。
また、長期間保管して劣化した文房具、たとえば黄ばんだ封筒などは処分するべきです。
以前は気に入っていたが、興味が変わって使わなくなったものも手放しましょう。
③使いにくい文房具
新品でも使いにくい、または使い込むうちに性能が落ちて使いづらくなった文房具は、処分するのがよいでしょう。
たとえば、以下のようなアイテムが該当します。
- 乾燥して使えなくなったマーカー
- 機能不全に陥ったシャープペンシル
- インクが不足して書きづらいボールペン
- 削ってもすぐに折れてしまう色鉛筆
- 効果が低下した古い消しゴム
- 乾燥して固まったスタンプパッド
- 使用不可能になった乾燥したスティックのり
- 塗布部が壊れたスティックのり
- 針がうまく挿入できないホッチキス
- 錆びてしまったハサミ
- 欠けて使いにくくなった定規
- ファスナーが壊れたペンケース
- 切れ味が悪くなったカッター
- 固まった修正液
- 粘着力がなくなったテープ
- インク漏れを起こす万年筆
これらの文房具を使用するたびに感じるストレスは、新しいものに交換することで解消されるでしょう。
使いにくい文房具は、効率的な作業を妨げるだけでなく、気持ちにも影響を及ぼすため、早めの交換をお勧めします。
④使い切ったアイテム
使い切ったけれども捨てられずに残っているアイテムは、思い切って処分することが大切になります。
たとえば、インクが尽きたにも関わらず、そのデザインが魅力的であるため手元に残しているフローティングペンのようなものです。
私たちは新しいものを購入した後でも、使い切ったアイテムを捨てることを避けがちです。
多くの人は「もったいない」と感じて、故障しているものや使い切ったものであっても、捨てることを躊躇します。
工作や手芸、写真の小道具として何かに使えるかもしれないと考えることはありませんか?実際、壊れた文房具を再活用しようとする人は多いです。
物を最大限に活用することは素晴らしいことですが、「何かに使えるかも」と考えて、使い終わったアイテムを取っておくことは、結局は無駄に終わることが多いでしょう。
過去には資源を再利用するための情報を雑誌で探していましたが、今ではインターネットで簡単に情報が得られるため、過度に時間を費やしてしまうこともあるのです。
「いつか使える」と思って保存しておいたアイテムが、本当にうまく活用できたか振り返ってみることをお勧めします。
多くの場合、長期間保管してしまい、再利用しようとしても失敗することが多いです。
リソースが足りない場合は、使い切ったアイテムはもうその役目を果たしているので、思い切って処分しましょう。
まとめ
ここまで、文房具を整理するメリットと、処分すべき文房具を具体的に4つ挙げて、捨てることの重要性について説明しました。
ただし、持ち物が多すぎる場合、一人で全てを使い切るのは難しいでしょう。
私は使用可能なものを積極的に寄付し、残ったものはコツコツと使い切るよう努力しています。
クローゼットや引き出しにずっと物を置いておくメリットはありません。
ですので、使い切るか、手放すか、どちらかを選択することが大切です。
物を整理することで、よりすっきりとした生活空間を実現できるでしょう。