古古古米を活用したり処分するには、どうしたらいいのか困っていませんか?
古古古米、それは3年以上の時を経たお米のことですね。
数年間保存されてきた古米は、必ずしも食べられないわけではありませんが、大量にある場合の処理に頭を悩ませることもあるでしょう。
実は、古米を肥料として再利用したり、動物保護施設などへ寄付することができるのです。
そこで今回は、「食べるには抵抗があるけれど、捨てるのも惜しい…」そんなときに役立つ情報として、古米の活用や処分方法に加え、寄付先や引き取り業者などについてお伝えしてきますね。
さらには、古古古米を美味しく食べるコツもご紹介します。
古古古米を肥料として活用する方法
古古古米を活用する方法でおすすめなのは、畑に撒いて有機肥料にすることです。
デンプンだけでなく、タンパク質やミネラルも豊富に含まれており、非常に優れた肥料となりますよ。
ただし、注意点として、古米は土の深いところに埋める必要があります。
一般的には堆肥を地表に撒くと思われがちですが、古米をそのようにすると鳥に食べられたり、腐って異臭がする原因になり得るのです。
そうならないためにも、十分に土を掘り、古米を深く埋めることが重要になってきます。
古古古米を寄付できる場所と方法
古古古米を寄付できる場所は、実はいくつか存在します。
ただし、食品として適切であること、つまりカビや虫害がない状態であることが必要な条件です。
動物救護団体への寄付
地方自治体では、動物保護を目的とする団体やセンターが運営されており、物資支援の必要リストを公開していることもあります。
リストがない場合は直接連絡を取るのがよいでしょう。
古米も活用できて、動物たちの生活を支えることもできるので、まさに一石二鳥ですよね。
動物園への餌として寄付
千葉県にはゾウが多く生息する動物園があり、ここの飼料として古米を受け入れています。
ゾウは草食動物の中でもダントツで食事量が多く、1日に100kg近くは食べるため、古米の寄付は喜ばれるでしょう。
また、新潟県柏崎市では、冬場の渡り鳥の餌不足を補うために、家庭から余った古米を集めていますよ。
これにより、野鳥たちが厳しい冬を乗り越える手助けをすることができますね。
フードバンクへの寄付
長期保存可能な食品をフードバンクに寄付することで、困難な状況にある人たちを助けることができます。
企業だけでなく、個人からの寄付も受け入れている施設も多くありますよ。
フードバンクは、寄付する側と受け取る側にとって、安心安全な優しい取り組みといえますよね。
古古古米の引き取り業者や買い取りについて
畜産農家や米穀関連の企業では、古米の引き取りサービスを提供していることがあります。
引き取った古米を活用して、鳥類の飼料として再利用されていますよ。
また、フリマサイトでもたくさん出品されていて、古米を必要とする人々が集まっています。
古米は買い取ってもらえるの?
農家向けに古米の買い取りサービスを提供している場所も存在しますが、個人が利用できるサービスを見つけるのは難しいでしょう。
これは、個人が持ち込む量が少なく、取引が成立しにくいためかもしれません。
古古古米の適切な処分方法
古古古米の処分方法として、一番シンプルな方法になります。
処分する際は、通常の可燃ゴミとして処理しましょう。
密封して空気を抜き、ゴミの日に出すことが推奨されますよ。
以下の状態の古米は食べられませんので、処分する際の目安にしてください。
- 虫がわいている
- カビが生えている
- 悪臭がする
古古古米の食べられる判断基準は?
古古古米はいつまで安心して食べることができるのか気になりますよね。
カビや虫害がなければ、古米は食べることができますが、品質は劣ることがあります。
たとえば、研ぐ際に、透明でなければカビが原因の可能性があります。
臭いが気になる場合は、米を洗って臭いが減れば問題ありませんが、臭いが残る場合は食べない方が安全でしょう。
また、米は生鮮食品として、精米後に酸化が進むため、古米は風味が落ちていることが多いです。
しかし、米自体に味付けをするチャーハンやチキンライスなどでは、風味が目立たなくなりますよ。
古古古米を美味しく炊くコツ
古古古米を洗う際は、主に臭いを取り除きたいので、片手ではなく両手を使ってしっかり洗いましょう。
両手で挟みながら洗うので、米粒を傷つけないように注意が必要です。
炊飯時には1合の古米に対して30グラムの氷を加えると、ふっくらとしたご飯が炊けます。
特に夏場に予約炊飯する際におすすめで、食品中毒予防にも役立ちますよ。
また、米3合に対して大さじ1のみりんを加えると、アルコールが飛んで適度な甘みが加わり、ご飯をふっくらとさせることができます。
まとめ
古古古米の活用方法について、寄付先や引き取り業者などくわしくお伝えしてきました。
処分方法もご紹介しましたが、その前になにかできないか試してみましょう。
古古古米を美味しく食べるコツもぜひ参考にしてみて下さいね。
最後に、お米を提供してくれる生産者の皆さんに感謝する心を忘れないようにしましょう。