「どうしてチクチクと痛むの?もしかしてアリに刺された?」
①雑食性アリ
・昆虫の死骸などを食べる
・エサを巣に持ち帰る習性がある
・住宅周辺でよく見られる
②吸蜜性アリ
・甘いものや蜜を好む
・エサを巣に持ち帰ることは少ない
・緑の多い地域に多く見られる
・住宅地では雑食性アリに遭遇する可能性が高いです
アリの生活サイクル
刺されると激しい痛みを伴い、刺された部分は赤く腫れ上がり、熱を持つことがあるでしょう。
クシケアリは特定の蝶、ゴマシジミと共生関係にあり、この蝶の幼虫はクシケアリの幼虫を捕食し、その分泌液をクシケアリが食べます。
日本に侵入する外来アリの危険性と種類
国際貿易の活発化により、船舶や航空貨物を通じて日本に危険な外来アリが侵入するケースが増加しています。
これらの外来アリは人間に対して攻撃的であり、生態系や人間の生活に悪影響を与えることがあるため、日本政府はこれらを特定外来生物として注視しているのです。
ヒアリの特性
ヒアリは南米が原産の危険なアリで、殺人蟻とも称されています。
アメリカやオーストラリア、台湾、中国などへ広がり、特有の蟻塚を作り、一旦定着すると駆除が困難です。
体長は2.5mmから6mmで、光沢のある赤褐色をしており、毒針を持っています。
刺されると強い痛みや刺激感があり、赤い腫れや膿を伴うことがあるでしょう。
日本では2017年に兵庫県尼崎市で初めて確認されて以来、主要な港での侵入が警戒されていますよ。
アカカミアリの識別
アカカミアリはアメリカ原産のアリで、体長は3mmから5mmです。
頭部は褐色で、残りの部分は赤褐色であり、ヒアリと間違われやすいでしょう。
毒針を持ち、刺されると水泡状に腫れることがあります。
ヒアリほどの毒性はないものの、アレルギー反応を示す人もいるため、注意が必要です。
強い生命力を持ち、水面に浮かんで移動する能力もあるのです。
日本では硫黄島や沖縄での生息が確認されていますよ。
アルゼンチンアリの特性
アルゼンチンアリは南米原産で、体長は2mmから3mm、黒に近い茶褐色です。
雑食性で攻撃的な性質を持ち、毒針はないものの、強力な噛み付きをします。
噛まれると激しい痛みがあり、時には跡が残ることもあるでしょう。
複数の女王アリがいることで大きなコロニーを形成し、他のアリの巣やハチの巣、鳥の巣に侵入し破壊することもあり、生態系に大きな影響を及ぼす可能性があるでしょう。
日本では1993年に広島県廿日市市で初めて確認され、以降、東海、関西、中国地方にその生息が拡大しています。
アルゼンチンアリの侵入と定着は自然環境に深刻な影響を与えるため、特に注意が必要です。
アリの被害から身を守る効果的な予防対策
アリの咬傷や刺傷は避けたいものですが、これを完全に防ぐことは難しいです。
しかし、屋外での活動中にいくつかの予防措置を取ることで、アリの被害を最小限に抑えることができます。
- 肌の露出を避けるため、長袖の服、長ズボン、靴下を着用する。
- 帽子、サングラス、マスク、首にタオルを巻くなど、屋外活動時の保護対策を講じる。
- 虫よけスプレーを使用する。
- 地面に直接座ることを避け、座る場合はシートやマットを使用する。
- 定期的に掃除や整理整頓を行い、食べ物の残りや食べこぼしを適切に処理する。
- サンダルや靴を外に放置しないこと。
まとめ
- アリに咬まれた場合、ピリピリする痛みは適切な処置で軽減できる。
- アリに刺された際に生じる痛みは、適切な薬剤によって和らげることが可能。
- 一部の危険なアリによる咬傷でも、ピリピリとした痛みを感じることがあります。
アリは子供たちに親しまれる存在であり、物語や歌の中にも登場しますが、攻撃的な一面を持つこともあります。
効果的な予防策を実施することで、アリとの共存を図りましょう。